〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 1月 22, 2024 • 親身に話を聴いてくれる山田先生 はコメントを受け付けていません
2020年X月に下垂体腺腫の摘出手術をしていただきました、福島県○市に住む当時31歳女性の○○と申します。
2019年10月ごろから左目の視野欠損がみられ、2020年の2月に地元の眼科を受診し、視神経の腫れがあるので眼科を紹介されました。曜日の都合でMRIの検査ができなかった為、その後地元の脳神経外科での脳のMRIの撮影で下垂体に腫瘍が有ると診断されました。1センチ位の腫瘍で摘出手術は○大学病院の先生と2人でその病院で行うということで一旦は地元で手術の段取りを立てて頂いたのですが、妹に絶対に信頼できる先生を探したほうが良いと言われ、下垂体の名医で検索した中で1番信頼性を感じた山田正三先生に入院中に思い切ってメールをさせて頂きました。
お忙しい山田先生に返事をもらえるかドキドキでしたが、すぐに御本人からお電話があり、びっくりしました。(家族も感激していました)山田先生はこれまでの経緯や症状を親身になって聞いてくださって、「しっかり診察しますので安心して東京に来て下さい」と言って頂きました。
ちょうどコロナウイルスが蔓延してきた時期でしたので東京行きには正直躊躇いもありましたが、山田先生のお言葉で是非お任せしたいと決心がつきました。なんと山田先生は電話越しの私の低い声を聞いただけで先端巨大症患者の特徴と見抜いていました。(そして最初の診察で私の顔を一目見て先端巨大症だとわかるとおっしゃっていました。)
当時自分の自覚してる症状としては、左目の視野欠損(大まかには見えるがドーナツ型状に見えない。中心部だけピントが合う)・手足のむくみ・鼻の肥大・顔のむくみ・髪のうねり・イビキ・顔周りのニキビ・1〜2年で体重が10キロ増加等で指輪も靴も昔の物は入りませんでした。手のむくみやしびれは職業病だと思っていましたが成長ホルモンの過剰分泌によるものだとわかりました。
早速先生から連絡があった次の金曜日に森山脳神経センター病院で診察して頂き、院内の眼科の先生も紹介してくださり目の診察もして貰いました。
地元での手術は4月2日の予定でしたが、山田先生から手術の前日入院して10日で退院できると言ってくださり「早く不安は取り除いたほうが良いから」と、1か月近く早く手術して貰えることになりました。
森山記念病院に入院当日、MRIを撮ったり検査を済ませ病室にいると沢山の脳神経外科の先生方が回診に来てくださり、私に両手とも握りこぶしを作るようにとご指示でしたがむくみで指が曲がらず握った手のひらから爪が見えている状態でした。正常な人ならば爪が隠れると言われ、その時自分が異常な状態なんだと実感しました。
手術当日は落ち着いて手術に挑めました。初めての全身麻酔でしたが、手術台に乗ってから忙しそうな医療スタッフさん達をぼんやり眺めていたらいつの間にか寝ていて、目を開けたらすぐ山田先生のお顔が目に入り「全部綺麗に取れたよ」と笑顔で言ってくださいました。
術後一晩は酸素マスクと血栓防止の足のポンプで身動きできず水も飲めなかったので凄く苦しかったですが交代で見に来てくれた看護師さんたちが励ましてくれました。鼻から絶えず液が出てきて気になったので持ってきたティッシュが無くなる勢でした。(ポケットティッシュは1階の自販機で買えました)
術後は嗅覚が暫く戻らないと言われていましたが味覚は一応甘い・しょっぱいは感じられました。(お茶の味はわからなかったです)
毎日給食が楽しみで、食欲は常にあったのでなんでも残さず食べました。山田先生に梅干しを食べたほうがいいよと言われて父に梅干しを買って来てもらいました。(コロナ禍なので付き添いの父は手術翌日に帰って行きました)
何日かは気だるさと頭痛が続きましたが毎日日替わりで山田先生と加藤先生が様子を見に来てくださったのでホッとしていました。
数日後、鼻のガーゼを加藤先生が取ってくださりずっと塞がってた鼻がスッキリしました。嗅覚はなかなか治りませんでしたが鼻シャワーの使い方を看護師さんに教えて頂き1日に鼻うがいを何回かしました。
入院中携わってくれた病医療従事者の皆さんが親切に接してくださったお陰で無事に退院できました。本当にお世話になりました。
退院の日の朝、納豆のニオイもわからなかったのですが帰りのサービスエリアに飾ってあったお花の香りがわかったときの感動は忘れられません。
退院後、山田先生に書いて頂た診断書を市町村に提出し指定難病の補助金を受けられ、会社から傷病手当を貰って休職も出来ました。(術後1ヶ月半で職場復帰)退院後のサポートもありがとうございました。
術後数ヶ月、髪が抜けるやすいこと(もともと毛量が多いので薄毛にはならず今では落ち着きました)以外特に後遺症もなく、尿の量も正常に戻り、声やイビキ・顔つき・むくみはすぐに改善されました。
紹介状を書いて頂いた耳鼻咽喉科でも異常なしとのことでした。
術後3ヶ月後に東京に行けない分、地元の内分泌科でホルモン値の検査をして結果を送って診断という形で対応して頂き助かりました。
術後の経過を診てもらうのにも、緊急事態宣言がなかなか解除されず何度も予約を取ってはキャンセルの繰り返しで斉田さんにはご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。
去年やっとまた山田先生に診察してもらえて良かったです。採血時に意識が遠退いてしまい、暫く処置室で横になっていましたが診察時間前にも拘らず山田先生が心配して様子を見に来てくださりとても有り難かったです。
その後も何ヶ所か眼科を受診しましたが山田先生と同じ様に腫瘍が視神経には及んでなかったという見解で、原因は不明だが傷ついた視神経の細胞は今現在の医療では激的な回復は見込めず、視野欠損が悪化してないか今後も定期的な視野検査が必要とのことでした。自動車の運転には支障なく、半年間隔の視野検査では今の所悪化の兆しはないようです。
2年ごとに山田先生の診察とホルモン値の検査で大丈夫と言うことで、次回は来年2024年の3月ごろ診察をお願いしたいと思います。またお世話なりますがよろしくお願い致しまします。
手術から3年以上経ち、お礼の言葉が年の暮になってしまい大変申し訳ございません。どうかお時間の空いたときに読んで頂ければ幸いです。
素晴らしい山田先生に手術して頂いたこの巡り合せにとても感謝しております!本当にありがとうございました!
これからも治療に悩んでいる全国の方々を救ってくださればと思います。ご多忙な日々をお過ごしだと思いますが今後も山田先生のご活躍とご健康とお祈り申し上げます。
福島県在住 31歳女性 2023年 12月
福島在住の先端巨大症の患者さんです。長いお手紙をいただき感謝しています。術後当日が辛かったとのコメントをいただきました。我々も術後出来るだけ患者さんに苦痛を与えることなく、出来るだけ早期にご退院いただけるようなお一層の改善とそのための色々な工夫を今度も行なっていきたいと考えています。
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