〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 1月 7, 2021 • 何気ない日常を取り戻すことができました はコメントを受け付けていません
◆何気ない日常を取り戻すことができました◆
山田正三先生 この度は、子供の下垂体脳腫瘍の手術を完璧にしてくださり
どのようにお礼を言ったらいいのか言葉も見つかりませんが、本当にありが
とうございました。2020年8月に調子が悪く手の震えがあるということで実
家に戻り、地元の開業医でMRIをしたところ1.8センチ下垂体脳腫瘍との診断
を受け、地元の市民病院へ紹介され診断して頂きました。
検査を受けたところホルモン異常による腫瘍。手術をしなければならないと
いうことでした。脳腫瘍ということで大変なことになってしまったと途方に
くれていました。どこかにいい病院はないだろうか、いい先生はいないだろ
うかと知人に聞いたり、インターネットで調べたりする日々が続きました。
そんな時、山田正三先生のホームページにたどり着くことができました。
先生は、下垂体脳腫瘍の世界的名医でありその実績は素晴らしいものでした。
山田先生を知る前に名医紹介所のようなところにも相談をしていたのですが
すぐにお断りをし、山田先生になんとかお願いしたいと考え問い合わせメール
に状況を伝えました。すぐに山田先生からメールをいただき、メールでは詳し
いことが伝えづらいからと先生から直接お電話を頂けるということでした。
山田先生はホームページで下垂体脳腫瘍の手術をする患者向けに多くのことを
発信されていましたが、さらに山田先生自らお電話まで頂け、内容の確認から
今後の対応、そしてこの病気が難病指定であり、その手続きに必要な医師の診
断書等もこちらで用意するので安心してください。とお忙しい中、とても親切
な対応をしてくださいました。手術に向け、地元の市民病院で受けた検査の診
断書など1式を山田先生へ送ってもらったのですがそのMRIの画像データでは腫
瘍を正確に確認できず、血液検査等も不十分であることが分かりました。その
為、事前に検査入院をし、正確な画像や検査をしていただけました。1.8センチ
の腫瘍はまだそこまで大きなものではないと診て頂いていたのですが、横方向に
広がっており神経系損傷、血管損傷の可能性など通常であれば完全摘出が困難な
状態であるということが分かりました。しかし山田先生は手術の前日、子供に
完全に摘出するから安心していいと約束をして下さったそうです。なんて心強く
思ったことでしょう。また下垂体脳腫瘍の手術をネットで病気が判明して以来調
べつくしましたが、通常の医師では手術で脳の髄液が漏れることも想定しなけれ
ばならないということでした。そして2020.11月に手術を行っていただき、無事
に大成功致しました。やはり横への広がりがあり、危険な箇所だったため、通常
では2/3を摘出するのが最大限であったそうです。そうなると、再手術、投薬治
療、放射線治療と永遠に続きますし、何より命にかかわるということになります。
手術を終え12月に最終的な術後検査の結果を山田先生から頂きました。
以下山田先生より一部抜粋
GHについては術後の内分泌検査の結果から完全寛解で、かつGHは十分に反応し、
低すぎることもなく大成功でした。その他のホルモンについても明らかな異常は
認められません。以上からもperfectな手術でした。簡単ですが、全く問題ない
ことをお伝えします。
本当に命を救っていただきありがとうございました。これからも多くの困ってい
る患者さんが山田正三先生と出会うことができ、無事に手術を受けられるようお
祈りしています。私たちもこの手術次第では人生が一変していました。何気ない
日常を取り戻すことができ、山田先生をはじめスタッフの皆様には本当に感謝申
し上げます。これからも一人でも多くの患者さんが幸せでいられますよう、そし
てみなさまのご健勝ご活躍を期待しています。また今回は、コロナ感染症の最中
でもありますがしっかりとした予防対策をされていましたので安心でした。
病室への出入りは患者以外はもちろん制限されています。面会はほぼできないと
思ったほうがいいかと思います。手術日は近くでホテルをとり待機していた状態
です。移動は愛知県から新幹線を使いました。この病気が完治できる可能性や確
実に安全で良くなることを考え、迷わず山田先生に手術を受けに行かれることを
お勧めいたします。本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお
願い申し上げます。
愛知県 先端巨大症患者さんのお父様から
先端巨大症の患者さんのご家族から、これから下垂体の外科治療を受
けようとお考えの患者さんに大変参考になるメールを頂戴いたしまし
た。ご指摘になっておられる様に、コロナ禍のこの時期、最も汚染さ
れていると(?)と言われている、東京に治療のためとはいえ、おいで
になられることにはご本人はもちろんご家族の方々も、相当お悩みに
なったのではないかと想像いたします。一般に不急の状態であれば、慌てること
なくしばらく経過観察でコロナが終焉してからでもその治療は良いと思いますが
視機能低下を伴っている下垂体腫瘍や、全身の合併症が重篤な、クッシング病や
先端巨大症の患者さんでは、コロナ禍でも早期の治療が必要となります。そんな
中、ともすればコロナ禍という制約を第一に考え、治療をしていただく病院、医
師を選択しかねない状況であるのが現状ではないでしょうか。もちろんこの様な
決定も選択肢の一つではあります。しかし、やはりその選択の本来の基準は『最
高の治療を受ける』ということであるべきです。患者自身がお受けになる治療を
決める際に、コロナだからいう理由で治療開始が遅れたり、医療機関を決めたり
することは、後で振り返れば決して適切な判断ではなかったと後悔される可能性
が高いと思われます。この患者さん、ご家族の様に、どこで、だれに、どの様な
治療をしてもらうかを決めるための基準はこのコロナ禍であっても『最適、最高
の医療を受ける』であって欲しいものです。
下垂体腫瘍の外科治療は、一つ選択を間違えば、悲惨な結果にもなりかねないと
いうことを十分に治療前に理解し、その上で選択することが大事です。この患者
さんのご両親は実に息子さんの将来を考え、極めて賢い選択をされたと思います。
山田 正三
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