新年明けましておめでとうございます。

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新年明けましておめでとうございます。

皆様にとってこの年が、幸多い一年でありますよう心より祈願しております。昨年は私に取っても特別な一年となりました。３月いっぱいで長年（41年間）勤めた虎の門病院を定年退職、新たな場所での診療の開始という自身初めての経験をいたしました。そして４月１日から休むことなく、早速新天地（外来診療は東京脳神経センター病院、手術は森山記念病院（いずれも西葛西）で診療を開始。結果４月から12月末までの９ヶ月間に、幸い大きな合併症もなく164例の手術を行って参りました。最も治療が困難で、予後が不良と言われているクッシング病の手術例が30例と例年になく極めて多く、大変緊張する治療が続きました。中にはシンガポールから初回手術と薬物療法でも治癒しないというクッシング病の難治例のご紹介もあり、無事に完治、帰国されました。 新しい病院での診療体制も、短期間のうちに軌道に乗り、順調に運用されていますが、これは偏に病院サイドのご理解と、チームとしての脳外科各医師、内分泌科三木・小野医師の多大なご協力の賜物であります。また手術室スタッフ、病棟の看護師のご支援のおかげであります。

今年も患者さんに満足度の高い医療が提供できますよう、全員で気を引き締め、精進する所存でおります。どうぞご支援宜しくお願い申し上げます。以上新年のご挨拶とさせていただきます。　

山田正三　 2019年　1/1記載