〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 5月 27, 2018 • 医師はもちろん、看護師の方々も大変優秀 はコメントを受け付けていません
20XX年X月上旬下垂体腺腫再発のため森山記念病院 脳神経外科 山田正三先生に手術して頂きました。
再発は20XX年の夏ころから体調不良によりたまたま受けた血液検査をきっかけに見つかりました。
最初の手術から12年も経過しており、まさかという気持ちでした。再発のため地元の病院では手術できないと言われ虎の門病院を紹介されました。20XX年X月中旬に初診。「山田正三」という医師が有名な名医であることを知ったのは、診察室に呼ばれる10分前でした。MRI画像を見ながら前回の手術の処理があまり良くないため癒着があること、また腫瘍に変形が見られるため全摘出は困難が予想されることなどを聞きました。前回の手術が比較的簡単に終わったイメージで今回も簡単に考えていた私は現状を知り、初めてぞっとしました。仕事の際、職人さん個人の人柄と技術を見て仕事を依頼します。私は現場がとても大事だと考えています。
手術は人が行うもの。今回の手術にもそれを感じました。「有名」だから安心だと言われた虎の門病院の医師のだれかが行う手術。
細かな観察で的確に現状を把握し、経験も豊富な山田先生が行う手術。どちらに信頼がおけるかを考える…というより感じました。そして迷うことなく山田先生にお任せすることにしました。「病院」が異なるということに何の不安もありませんでした。X月上旬に森山記念病院に入院・手術をしました。経鼻だけでは難しかったため、拡大法という特殊な方法で手術となりましたが、腫瘍・癒着部分も含め、全て摘出されました。
森山記念病院は緊急外来の患者さんが多いようで、医師はもちろん、看護師の方々も大変優秀だと感じました。
看護師さんはチームで担当されており、患者の様子についても全員がよく把握されているようで、
細かな体調変化や経過など安心して相談することができました。私が一番安心感を持ったのは、現状把握がしっかりなされている上での現場判断・医師への連絡相談が迅速で、対処が早かったことです。
山田先生は日曜日であっても可能な時は様子を見に来てくれましたし、私の経過を含めよく把握された上で今後の治療について検討してくださいました。もう一人の担当医の中瀬先生もほぼ毎日様子を伺いに来てくれました。その際に現状・今後・薬について気になる点をわかりやすく説明して頂けたので、私としては自分なりの目標と安心感を持って治療に専念することができました。中瀬先生は山田先生と治療・薬など共通の認識・見解のもと説明してくださるので、「人によっていうことが違う」という混乱もなく話を聞けたことが本当に良かったです。良いことだけでなく、注意点・デメリットもきちんと話をしてくれるので
信頼して治療をお任せすることができました。
手術から2週間後、検査とホルモン治療のため東京脳神経センターに転院しました。内分泌科の三木先生が担当してくれたのですが、山田先生とデータ・診断・見解を大変よく共有しておられたのでこちらに移っても安心して過ごすことができました。
三木先生はとてもユニークな方で、治療について前向きな検討をしてくれると感じました。
その後一週間で退院し、現在も三木先生のところへ通院していますが、その際には山田先生と打合せされた内容も含め、丁寧に説明して頂けるので本当に助かります。
病気は決して望ましいことではありませんが、山田先生・中瀬先生・三木先生そして森山記念病院のスタッフの皆様に治療を頂けたことは本当に恵まれたことだと、また間違いのない選択だったと思います。
そして、本当に感謝しています。
治療はまだ続きますが、感謝の気持ちを私自身の「健康」という形でお返しできればと思っています。
またこの長くなってしまった作文が、他の患者様の参考に少しでもなれば幸いです。
最後に、先生、本当に本当にありがとうございました。
いつお休みされているかが、ずっと気になっていましたが、無理なさらず、これからも元気で頑張ってください。
岐阜県 OOO子
手術は再手術で、腫瘍は第三脳室に不規則な形で進展するとても手術の難しい再発腫瘍でした。通常の経鼻手術では腫瘍を全部取るのが難しいこと、その上、無理をすると頭蓋内の合併症(出血など)が生じるリスクが高いことからなどから、この患者さんには拡大経鼻手術という特殊な方法を選択しました。この方法は通常法よりも侵襲的な手術で、術中髄液漏は必発です。ただしこの方法を選択したので、無事腫瘍のみ選択的に全摘することができました。術後髄液漏もなく、現在術前から認められた下垂体機能低下の経過をホルモンの補充しながら診ているところです。
ここでわかるように非機能性腺腫の方は必ず年一度はMRIで腫瘍の再発が生じてこないかをきちんとチェックすべきで(約10年間)、この症例もそれをきちんとおこなっていたら、こんなになるまで気がつかないことはなく、もっと早く、腫瘍が小さな段階で見つかったと思います。 そうすれば再手術を行うことなく放射線で対処ができたと思われます。山田 正三
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