〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 5月 7, 2020 • 山田先生の手術を受けられて幸運です。 はコメントを受け付けていません
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◆山田先生に手術していただけ幸運です。(先端巨大症)◆
201X年7月XX日に○大学病院からの紹介で森山記念病院で先端巨大症
による下垂体経鼻的内視鏡手術をしていただきました○田○(30歳・東北
在住)です。その節は山田先生をはじめ、善本先生、チームの先生方、
スタッフの方々にお世話になり、本当にありがとうございました。山田
先生に手術をしていただき本当に幸運だったと感じております。
手術をして9ヶ月が経ちますが、術後から驚くほど体調が変わりました。
頭をもぎ取りたくなるような頭痛、興奮状態が続いているようでよく眠
れない、肩こり、疲れやすい、1年で指輪を3号大きくした、靴がきつ
くなった、鼻が大きくなった、肌が荒れていた、声が低くなった、髪が
剛毛だった・・・今思い返すと、本当にたくさんの先端巨大症の自覚症
状がありました。大学での検査入院の結果から「腫瘍の場所から、全て
取りきることは難しい」とずっと言われておりました。しかし手術が終
わった際、「手術終わりましたよ。全部取りきれましたよ。」と呼んで
いただき麻酔から目が覚めたときのことは今でも鮮明に覚えています。
術後、みるみる体調が変わりました。どんどん顔はすっきりしていき、
体重は術後4ヶ月でマイナス7キロと、どんどん減り10年前の自分の顔
貌を思い出しました。そして浮腫んでいたような指や足のサイズも元に
戻りました。筋肉質だった身体も女性らしくなったように感じ、長年悩
んでいた肌荒れも無くなりました。出なかった高音の歌も歌えるように
なりました。髪は、山田先生が術後説明してくださった通り術前のボリ
ュームから3分の1ほど減ったのでないかと思うくらい抜けました。
しかし、脱毛も術後5ヶ月ほどで落ち着き、今では剛毛だった髪の毛の
毛質が変わり落ち着きました。術前と術後とこんなに違うものなのかと
いうくらい、体調が変わりました。全ての不調が嘘のように無くなり
「健康な身体というのはこんなに軽いものなのだ」と実感しています。
これも、山田先生に手術していただくことができ、全て下垂体腫瘍を取
りきることができたからだと感謝してもしきれません。経鼻的内視鏡手
術の経験の豊富な山田先生は、術前も、私が理解出来るよう、状態や
下垂体腫瘍の手術について、ゆっくり丁寧に説明してくださり、術後
も何度もMRIの画像と合わせて経過をとても丁寧に説明してくださいま
した。退院の日まで診察室に呼んでくださり様子を伺ってくださったこ
とは本当に心強く、こんな先生がいらっしゃるんだと感激いたしました。
また退院1週間後「鼻から黄色い液体が出る」と心配する私に今から来
てくださいと耳鼻科の先生と連携し急遽診てくださったり結果「何でも
ないよ」と不安をすぐに取り除いてくださいました。
どんなときも気さくに接してくださり、安心させてくださいました。そ
して今、私は妊娠8ヶ月になります。子どもが欲しいと思いながら、数年
なかなか授からなかったのですが術後本当に驚くほどすぐに、妊娠するこ
とができました。
新しい命を授かることができたのは、山田先生のおかげです。山田先生
は一生の恩人です。病気が発覚した頃からちょうどいま1年になりま
す。それから検査入院、手術、術後の変化、そして妊娠・・・この1年
のことは一生忘れません。病気のおかげで、健康の大切さに気づくこと
ができました。これからも山田先生に頂いた日常に感謝し家族と自身の
体の声に耳を傾けて過ごしていきます。体調は完全に改善されましたが
私にはもう一つ後方に悪さをしていない別の腫瘍があるとのことなので
そちらは引き続き定期検診は続けていきます。本来であればもっと早く
にお礼のご連絡をさせていただくべき所、遅くなってしまい申し訳あり
ません。本当に、本当にありがとうございました。
○田○ 4月2020年
若い女性の方の先端巨大症の患者さんです。腫瘍は右
側で海綿静脈洞の内頸動脈の上方からその外側にまで
進展する腫瘍(Knosp grade3)でしたが、うまくその
部分を取り除くことができました。しかしこの辺が限
界で、腫瘍が更に内頸動脈の外から完全にこれを包み
込んでしまうGrade 4の状況になると、流石に私でも全摘は困難
となります。
うまく治療ができ、過剰に分泌される成長ホルモン、そしてその
結果生じるIGF-1(ソマトメジンC)の高値が正常化し、こんなに
色々な症状が良くなって私もとてもうれしく思います。
なかなか患者さんは先端巨大症と自身の色々な症状が結びつかな
くて診断や治療が遅れるのがいちばんの問題です。できるだけ不
可逆的な身体の変化、合併症が少ないうちに手術なり、治療を受
けることが極めて重要な疾患であることを改めて思い知らされた
症例です。
無事に元気なお子さんを出産されることを心から祈願しています。
山田 正三
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