〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 7月 4, 2019 • 小さな娘を田舎に残し一大決心し森山記念病院で手術 はコメントを受け付けていません
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◆小さな娘を田舎に残し一大決心し森山記念病院で手術◆
2019年X月X日に、非機能性下垂体腺腫の手術をして頂いた、青森県の◯宮◯◯子です。 山田先生、先日は下垂体腺腫の手術をして頂き、本当にありがとうございました。 この喜びを先生にどう伝えたらよいのか、このご恩をどうお返ししたらよいのか、
言葉の限りを尽くしても、とても表現しきれません。私は、訛りの強い田舎の、
節約生活に励むような専業主婦ですから、世界トップレベルのゴッドハンドの山田先生
に手術して頂くなんて、政界や芸能界の大物でもないのに、本当に受け入れてもらえる
のだろうかと、ずっと不安な気持ちでした。先生、私を何の分け隔てもなく平等に受け
入れ、手術をしてくださったこと、本当に感謝しています。
不安・恐怖という暗闇の中、先生のホームページの喜びの声を何十回も熟読し、苦しい
時に何度も自分を鼓舞したように、私の声が今まさに下垂体腺腫で苦しんでいる
患者様の大きな希望の光になれば、参考になれば、という想いで、病気の発覚から
術後までの経緯を少し詳しく記します。 1年ほど前からほぼ毎日のように頭痛、倦怠感、疲れやすいことを感じていましたが、
頭痛薬を飲めば我慢できる程度の痛み、健康診断で異常がなかったことから、
加齢に伴う体調の変化だと認識して過ごしておりました。 そんな中、規則的に来ていた生理が突然止まって、5か月が過ぎ、精神的ストレスが原因
か、早めの更年期障害なのかと地元の産婦人科を受診したところ、プロラクチンが高く、 MRIで2cm程度の腫瘍が見つかりました。 「下垂体腫瘍」という聞きなれない響きは、私を恐怖の谷底に突き落とし、
「視神経に接している」と言われた時は、予期せぬ事態に頭が真っ白になり、
先の見えない不安にのみこまれ、それはまるで金属バッドで突然頭を殴られた
ようなショックでした。 さらに、プロラクチンが高く生理が止まっているのに、プロラクチノーマではなく、
非機能性下垂体腺腫で手術が必要、下垂体の機能が落ちかかっており
、両耳側半盲の初期状態だと判明した時は、不安とショックに追い打ちをかけられ、
うろたえ、怖くて毎日泣きました。 そんな中、「世界一といっても過言ではない、下垂体専門チームがいる病院があります」
と、森山記念病院と山田先生の存在を知りました。
山田先生のホームページにたどり着いた時の衝撃と感動は忘れられません。
洞窟に光が差し込んだような感覚で、先生が生き神様に見えました。
ホームページを熟読するほどに「手術をお願いするなら、山田先生しかいない」
と思いました。
下垂体腺腫のことを詳しく調べ、一番最初の手術がとても肝心ということがわかって
からは、その思いはますます強くなりました。 地元の病院と連携し、手術前日に入院という配慮、10日間で退院という日程も、
大変助かりました。手術後、山田先生から「腫瘍が三層になっていて境界線が
分かりにくく、鼻も狭かったので、下垂体の専門医でないと難しい手術だった。
ここでやって本当に良かったね。全部綺麗に取れたよ。 正常下垂体も、全部温存できたよ」と言われた時には、嬉し涙で一杯になりました。 小さな娘を田舎に残し、一大決心をして森山記念病院で手術をする選択をして、
本当に良かったと思いました。 手術を受ける前、術後はどんなに苦しい痛みが待っているのだろうと相当不安に思って
いましたが、術後、頭や鼻の痛みは全くありませんでした。頭の手術をしたのに、もがく
様な苦痛は一切なかったのです。尿道管を抜く時も、鼻の詰め物を抜く時も痛くありませ
んでした。とても苦手なMRIも、森山記念病院に設置されているものは、遮音性が非常に
高く時間も短く、怖くありませんでした。
痛み止めの薬の副作用で、強い倦怠感や発熱、胸の圧迫感等の症状が出ましたが、
薬を変えるとすぐに治まりました。両方の鼻穴が開通するまでの1週間、口呼吸のみで、
喉の乾く感じは不快でしたが、リップクリーム、マスク、飴で緩和できました。これらは
必需品だと思います。手術中、頭をずっと固定されていたためか、頭皮を触っても感覚が
鈍かったのですが、それも2週間程度で元に戻りました。 覚悟と心配をしていた合併症、後遺症も一切なく、ゆくゆくは薬を止めても良い
状態になるだろうということで、天にも昇る喜びに心満たされております。頭痛からも
解放され、神の手に抱かれたかのような安堵感、まさにゴッドハンドです。
娘の顔を見て抱きしめられ、元気なお母さんでいられること、私にとってこれ以上の幸福
はありません。先生、看護師さんの方々に救って頂いた人生、支えて頂いた心、この幸せ
と喜びを生涯大切に致します。この度は本当に、本当にありがとうございました。 ~最後に、地方から東京へ来て手術を受けることにハードルを感じている方へ~ 新幹線には多目的室があり、個室で横になることができます。東京駅構内の移動は
車椅子のレンタルが可能で、駅員さんがお手伝いして下さいます。疲れやすい体調でも
心配は不要です。山田先生は技術もお人柄も素晴らしく、とても優しい先生です。
下垂体腺腫に苦しんでいる方を平等に受け入れて下さいます。どうか胸に希望を携えて
お過ごしください。私の声が、少しでも患者様の懸念を払拭し、光になりますように。
山田正三:下垂体卒中を生じた患者さんです。腫瘍はそれほど大きくなく、
いわゆる眼球運動障害などはなかったのですが複合型の下垂体前葉ホルモン
機能低下症を併発していました。この下垂体卒中後の下垂体は血腫、
柔らかい腫瘍成分、それを取り囲む比較的厚い被膜、その外側の正常下垂体
というように通常の腺腫と異なり、層が若干複雑で腫瘍の取り残しや逆に
取りすぎによる新たな機能低下が加わるなど腫瘍の大きさに比べると手術が一般的に
難しいのが特徴です。この方も最初層を間違えて危うく周囲に腫瘍を取り残すところ
でした。また機能低下が急激に来た場合には手術で機能が回復する可能性が高いのも
特徴で、この方の場合も術後すぐにほぼ正常化して来ています。以上が下垂体卒中を
おこした腫瘍の特徴の一つです。腫瘍がそれほど大きくなくても比較的急激な下垂体前
葉ホルモンの低下を伴う場合には手術での減圧の適応があると考えています。
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