〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 6月 10, 2022 • 安心して下垂体の治療を受けることができました はコメントを受け付けていません
森山記念病院で下垂体の手術をしていただいてから半年が経ちました。病気の発覚から治療まで、本当にたくさんの方に助けていただきました。その中でも私の人生を変えてくださったのは、病気を発見してくださった内分泌内科の先生、治療にあたってくださった森山記念病院 下垂体センターの皆様、そして東京に私を呼んで手術してくださった山田先生です。心から感謝しております。 私が初めに感じた体の不調は手指の関節の痛みでした。骨の病気かリウマチかもしれないと思い、整形外科や内科に行きましたが原因はわかりませんでした。そうこうしているうちに体のだるさや息切れを自覚するようになり、最終的には総合病院の内分泌内科でTSH産生下垂体腺腫と診断されました。不調を感じ始めてから約1ヶ月半後のことでした。それから、最寄りの総合病院で投薬治療と入院・手術の準備を進めていましたが、いざ脳神経外科の先生の診察を受けると治療に対する不安が募りました。下垂体患者の会に入会して過去の講演資料や映像で勉強させていただいたり、ネットやSNSで情報収集し始めたりしたのはその頃です。勉強をしているうちに、「下垂体腺腫は、特にホルモン産生腫瘍の場合できるだけ完全に腫瘍を摘出することや、摘出の際に正常下垂体を傷つけないことが重要なのではないか。可能であればそういう手術を受けたい。後悔しないためにはどうすればいいかな…」と考えるようになりました。山田先生は下垂体患者の会でとてもわかりやすく興味深い講演をされていた印象がつよく(過去の講演ライブラリで拝聴しました)、また、ネットで検索した文献のうち数本でお名前を拝見したことで下垂体治療の第一人者であると思いました。ホームページからオンラインでの相談を受け付けられていることを知り、「きっとお忙しいから直接治療を受けるのは難しいだろうけど、経験豊富な山田正三先生に私の病状に対して何かコメントを頂けたら前向きに治療を受けられるかもしれない…」という気持ちで、思い切ってメール。驚いたことに、すぐに電話を掛けてきてくださいました。そして、病状をお伝えしたうえで、東京にて治療してくださることになりました。山田先生のレスポンスの速さとダイレクトコミュニケーションがなければ、私は不安を抱えたまま最寄りの総合病院で入院・手術していたかもしれません。その後、あっという間に入院・手術までの算段を整えてくださいました。コロナ禍でしかも遠方でしたが、スムーズに東京での治療が受けられるよ様々ご配慮いただきました。私の場合は、対面での診察は入院のための上京時のみ、その前後はメールと電話でのやり取り、という対応をしていただきました。家近くの内分泌内科の先生との連携(事前の投薬や検査に関して)、メールや電話での細やかなやり取り(お忙しいはずなのにいつお返事くださっているのかと不思議なほどで頭が下がります)など、遠隔ながら細やかに診ていただき、不安を感じることはありませんでした。上京してからも、不安がないようにと考えてくださっているように感じました。入院前日の診察では、私の症状に近い症例を実際に見せながら予後を説明してくださったり、気になっていた手術後の仕事や趣味への復帰見込みについて具体的に教えていただいたり。入院中も先生方は顔を合わせてお話しする機会を充分にとってくださいました。おかげさまで、無事に手術を終え、順調に回復しております。森山記念病院で下垂体腫瘍の手術していただけたのはとても運が良かったと思います。積極的にネットやSNSで情報発信してくださっていたからこそ山田先生にたどり着けましたし、遠方でも患者を受け入れる体制でいてくださったからこそ急な連絡だったにもかかわらず治療に繋げさせて頂くことができました。あの時、不安や疑問を抱えたままの治療を受け入れなくてよかったです。素晴らしい山田正三先生に巡り合い、納得しながら病気に向き合うことができました。本当にありがとうございました。最後になりましたが、山田先生の治療やご研究によりこれからも多くの患者さまが救われること、そして先生のご健康とご武運を心から願っております。関西30代女性
患者さんは大変珍しい大きなTSH産生腫瘍の方です。十分に調べられて“不安や疑問を抱えたままの治療を受け入れなくてよかったです”。とのこと、私たちも、患者さんにご満足いただける治療を行うことができ、大変嬉しく思います。ずいぶん下火にはなってきましたが、コロナ禍の折のご病気で、大変ご心配だったと思います。この状況は多くの患者さんの治療の選択肢にも影響を与えていると思います。それでもこの患者さんは、ご自身が十分にご納得されて治療を受けたいというご意志で、色々と情報を収集されたとのこと、その姿勢は大変立派です。それでも必ずしも期待した治療結果が得られないこともあるかと思いますが、ご自身でお決めになった判断であればご納得もされやすいと思います。従って患者さん個々人には十分に納得されて治療をお受けになる姿勢を持っていただきたいと願う次第ですし、これに答えられる様、われわれ医師側も更に謙虚にそして研鑽を積んで行きたいと思います。山田 正三
~皆さんが病を乗り越え、調和に満ちた人生を過ごせるよう、手術を通し、皆さんのご健康をお祈しています~
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