〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 11月 30, 2021 • 森山記念病院の 山田先生に出会えて良かった はコメントを受け付けていません
私は若い頃から視力が悪くずっとコンタクトレンズを使用していましたが、数年前から
更に目が見えにくくなりました。大きな病院の眼科で検査もしましたが、とくに異常は
ないとのことで、年齢的にも老眼が始まったのかくらいに考えていました。
健康診断でたまたま脳ドックを受けたところ「ラトケ嚢胞」がみつかりました。全く聞
いた事のない病名で、それが視力に影響しているとはわかりませんでした。気にはなっ
ていたもののコロナ禍で病院へも行きづらい状況だったので、しばらくそのままにして
いました。そのうちだんだん視野が欠けるようになり、物がダブって見えるようにな
りました。このままではまずいと思い、ネットで色々と調べました。そこで山田正三先
生との運命の出会いです。
山田先生の記事やホームページを見つけ、下垂体腫瘍の手術の腕が凄いらしい
ということはわかりました。「先生がメールで対応してくれる」「本当?」「そんな簡
単にメールなんかしていいの?」これが最初の気持ちです。
それまで大学病院に全く縁がなかった私は「名医=紹介状」「簡単には診てもらえない」
と思っていたからです。
メールの下書きをしたもののなかなか送信できません。しかし、視力はますます悪くな
りました。階段の段差が分かりにくくなったり、商品の値段が1000円か100円なのかわ
からない状態です。もう考えている時間はなく、先生にメールを送りました。すると
すぐにお返事を下さり、すぐ病院に来るようにとの事でした。初めて病院へ伺った際に
色々と検査をし、ラトケ嚢胞ではなく下垂体腫瘍との事、その日のうちに入院、手術の
日が決まりました。自分の事ながら、今ひとつ状況が飲み込めていない私に、山田先生
は大丈夫さっさとやっちゃえ的な感じでした。(先生の記事を事前に色々と拝見してい
たせいか、先生がとても優しくフレンドリーだったせいか、初めてお会いした感じが
しませんでした。(笑)最初にメールをしてから約1ヶ月後には無事に退院し、視力も回
復しました。あまりにもあっさり過ぎ去っていったので、未だに他人事のようにも感じ
ます。とにかく、森山記念病院の山田先生に出会えたことが本当に良かったと思います。
もし出会えていなければ、こんなに簡単に回復できなかったかもしれません。脳の病、
下垂体の手術となると、かなり心配になりますが、山田正三先生は全くそんなふうに
感じさせません(森山記念病院に入院した際に他の先生に重病のように言われ、ちょっ
とブルーになる時もありました。)先生には本当に感謝しております。もう少し早く
メール相談すればよかったですね。本当にありがとうございました。
埼玉県 53歳 女性
この患者さんは大きな嚢胞性の下垂体腫瘍でした。嚢胞性の下垂体疾患には
この方の最初の他院での診断のようにラトケ嚢胞も鑑別に上がります。その
ほか嚢胞性下垂体腫瘍や頭蓋咽頭腫が鑑別に上がります。いずれも通常は経
鼻的な手術にて病変にアプローチを行いますが、病変に対する対応は異なり
ます。ラトケ嚢胞では嚢胞の膜を一部切除して内容物を排液、周囲への圧迫
を解除します。下垂体腫瘍では嚢胞を解放し、更に周囲に残存する腫瘍を綺麗に切除す
る必要があります。一方頭蓋咽頭腫ではラトケ嚢胞同様に膜を解放し減圧しますが、膜
そのものが腫瘍であるため、ラトケ嚢胞のように減圧だけでは直ぐに再発しますので、
出来るだけ膜(腫瘍成分)を周囲の圧迫されている正常下垂体から剥離して切除する必
要があります。予後、再発という点からは嚢胞性下垂体腫瘍が最も扱いやすい腫瘍かも
しれません。メール相談、セカンドオピニオン等気兼ねなく小生にメールを下さい。
下垂体腫瘍 専門医 山田 正三
~皆さんが病を乗り越え、調和に満ちた人生を過ごせるよう、手術を通し、皆さんのご健康をお祈しています~
Comments are closed.