今 家族と笑って過ごせる事は、山田先生のお陰です。

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◆今、家族と笑って過ごせる事は山田先生のお陰です。（先端肥大症）◆

　
2020年X月X日に先端巨大症の手術をしていただきました◯◯◯子です。
山田先生をはじめ白水先生、スタッフの方々にはお世話になり、本当に
ありがとうございました。
もう少し早くお礼の連絡を入れるべきでしたが、今になってしまい、
申し訳ありません。手術をして約半年が経過しましたが、体調はとて
も良く、毎日元気に過ごしております。2019年X月に下垂体に腫瘍が見
つかった時は、かなり衝撃を受けました。反面、手足の肥大や顔貌の
変化が腫瘍によるものと、長年に渡る疑問が解けて奇妙な安堵感も覚え
ました。私は九州に在住しており、腫瘍が見つかった病院から、この手
術は特殊なので地元の大学病院でしか手術できないと言われた為、当初
はその大学病院で手術を受ける予定にしておりました。しかしながら、
この病気の事を色々と調べていくうちに、腫瘍の取れ方次第で今後の人
生が大きく変わるという事を知った為、医療従事者の妹に相談をしたと
ころ、同じ職場に勤務されている内分泌内科のドクターより、山田先生
が下垂体手術の第一人者だという事を教えていただきました。
早速、山田先生のホームページを拝見し、読み進めていくうちに、ぜひ
山田先生に手術をしていただきたいと強く思うようになりました。
世界的に有名なゴッドハンドの山田先生が、何の係わりもない私の事を
いきなり診察なんてやっていただけるものだろうかと半信半疑ながら、
病院に新患予約の電話を入れてみたところ、山田先生の予約を取る事が
できました。X月に上京し、初めて山田先生にお会いした時は、とても
優しく気さくに接していただき、腫瘍についても「少し大きいけど、
ちゃんと取れますよ。ぼくが手術しますよ。」と言って下さったので、
全て山田先生にお任せしようと思いました。
手術前の様々な検査については、私の負担が軽くなるようにと、地元で
開業されている山田先生のお知り合いの先生をご紹介いただき、密に
連絡を取り合って下さったおかげでスムーズに進み、本当に助かりま
した。　また、手術のリスクを少しでも減らせるようにと、腫瘍を小さ
くするソマチュリンの注射もそのクリニックで事前に打っていただいた
ので、手術に向けて万全の準備を整える事ができました。2ヶ月振りの
上京となったX月中旬は、新型コロナウイルスの流行が騒がれ始めてい
た時期と重なり、移動には不安もありましたが、無事に森山記念病院
に入院でき、手術の前日には、山田先生より現在の腫瘍の状態や手術
方法、また、リスク回避の為の最新の手術設備等を丁寧にご説明いた
だいた為、不安なく手術に臨む事が出来ました。
手術が終わり麻酔から目が覚めた際に「全部きれいに取れましたよ」
と言って下さった時は、ホッとして本当に嬉しかったです。
術後の経過も順調で、鼻のガーゼが取れるまでは多少の息苦しさは
ありましたが、痛みも無く、手術後10日で退院する事ができました。
入院中はお忙しい中、山田先生と白水先生と交互に様子を見に来て下
さり、看護師さん方も、いつも優しくにこやかに対応していただいた
ので、安心した入院生活を送る事ができ、心から感謝しております。

自宅療養を経て退院後約2週間で仕事復帰を果たしましたが、術後のGH
とIGF-1の数値も基準値内に収まり、高かった血糖値もほぼ正常値に戻
る事ができました。体重はマイナス8キロとなり、手足の浮腫みや目の
腫れが減り、鼻も全体的に小さくなったように感じます。
また、山田先生より術前にご説明いただいた通り、髪の毛の脱毛が術後
2ヶ月頃から始まり、未だ大量に抜けておりますが、脱毛の量は少し減
ってきたように感じております。ただ、味覚と嗅覚が手術前の8割程度
しか感じない状態が続いておりますので、もう暫く様子を見ていきたい
と思っております。今、こうして普通に家族と笑って過ごせる事、
元気に仕事ができる事、全ては山田先生に手術していただいたお陰です。
本当に幸運だったと思っております。
新型コロナウイルス も先が見えない状態で、医療従事者の方々のご苦
労は大変なものと推察致しますが、山田先生の益々のご活躍を期待し
ております。この度は、本当にありがとうございました。

2020年８月　◯◯◯子



遠方からわざわざお越しいただき、手術で内分泌学的に完全
寛解（下垂体腫瘍では完治という言葉は使いません）に至って
患者さんの医療に関わった我々も安堵しています。
ただし臭覚がまだ十分に戻らない、脱毛が激しいとのこと。
臭覚については個人差はありますが、時に完全に戻るのに
一年近くかかることもあります。　またまれですが全く臭覚が戻らないという
方も極めてまれ（0.2%)におられます。原因は色々で鼻腔内の粘膜の癒着など
が原因であれば耳鼻科的な処置が可能ですが、臭神経そのものの損傷（通常の
経鼻手術では生じませんが）ではなかなか回復が困難です。
また鼻腔内粘膜の術後の癒着防止のためにもそのような臭覚の戻りが悪い方で
はなおさら鼻腔内洗浄は長め（３〜６ヶ月）に行うほうが良いでしょう。
（先端巨大症術後の脱毛については既に他項で詳しく述べたとおりですが、
育毛剤は何でも良いので（自分に合ったものの）使用をお勧めします）。

山田　正三