〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-12-7 森山脳神経センター病院 /〒134-0081 東京都江戸川区北葛西4-3-1 森山記念病院
Ⅿoriyama-neurological-center-hospital, ,7-12-7 Edogawaku-nishikasai,Tokyo/Moriyama Memorial Hospital, 4-3-1 Kita-Kansai, Edogawa-ku, Tokyo
By admin • 4月 26, 2022 • 高齢でも下垂体腺腫手術のおかげで良い時を過ごせました。 はコメントを受け付けていません
ご無沙汰しております。2018年X月に森山記念病院で山田先生に義父、山○○(当時90歳)の下垂体腺腫の手術をしていただきました ○○○○と申します。おかげ様で義父は視力が回復し本を読んだり、字を書いたりすることができるようになりました。92歳の時には専門の電気関係の特許まで取得することができました。しかしコロナ禍の影響もあり昨年秋頃からADLが低下し、11月に転倒、麻痺側の左肘を骨折して入院。多発性骨髄腫の診断を受けました。入院中徐々に衰弱が進み、この2月15日に肺炎で亡くなりました。満94歳でした。高齢で他疾患もあり、困難なケースだったと思いますが、山田先生に手術をしていただいたおかげで 父親のQOLが改善され充実した時間を過ごすことができ本当に感謝しております。 家内もあのまま手術せずに目が見えないで過ごしていたらつらい晩年になっていたと思うし、 こんなに長生きはできなかっただろうと話しておりました。葬儀、四十九日も無事済ませることができました。あらためて感謝申し上げるとともに先生の今後のご 健勝と益々のご活躍を心より祈念しております。 2022年 長野県 〇〇〇
最近は高齢者の増加で、この患者さんの様に90歳で手術をと言うケースが増えています。 もちろんその適応が一番問題です。特に視機能の障害がその主訴ですが合併する緑内障や、白内障の影響もあり、また長期に渡り視機能の低下があったこともあり、危険を冒して手術を行ってもどの程度回復するのかなかなか予想が困難です。 しかし下垂体の手術自体は上手くいけば大きな侵襲を与えるものではありません。下垂体腫瘍の術後、視機能がよくなり、その後の生活の質(QoL)が改善したとのことです。その他にも96歳の画家の方がおられましたが、手術後再び絵を書くことが可能に なったと喜ばれた方、86歳で手術を受け視機能が改善し、これでLAの孫に会いに行ける と喜ばれた方など、その方のライフスタイルによってその手術適応は大きく変わってきます。 山田 正三
~皆さんが病を乗り越え、調和に満ちた人生を過ごせるよう、手術を通し、皆さんのご健康をお祈しています~
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