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By admin • 9月 12, 2018 • 下垂体腫瘍は全部取れたとのお言葉 はコメントを受け付けていません
◆下垂体腫瘍は手術で全部取れたとのお言葉◆
初めて聞く、頭蓋咽頭腫という病名。近くの総合病院で、主人が下垂体腺腫か頭蓋咽頭腫のどちらかと診断され、大学病院を紹介されたのが2月の事でした。大学病院の手術の方向で私達夫婦は担当医とお話しを進めていましたが、主人の現状では視神経を守る為に一度の手術で腫瘍の全摘出は不可能。残った腫瘍は放射線か大きくなり次第再度手術との事でした。
私はとにかく調べました。調べていく中で、1番最初の手術でいかに腫瘍を摘出出来るかがとても重要である事、そして山田正三先生という下垂体疾患の名医がいる事がわかりました。
その山田先生は下垂体疾患で悩んでいる人からメールで相談を受け付けて下さっている事も知りました。お忙しい中メールにて何度もご相談させて頂き、その度に私達夫婦にとって希望となるお返事を下さいました。妻である私が実際山田先生にお会い出来たのは以前勤めていらっしゃった虎の門病院にて手術前の説明をして頂いた時と、手術が終わった時に手術室の前で説明を受けた2回だけでしたが、患者である主人は診察時はもちろん、手術前や手術後の入院中に何度も病室に山田先生が足を運んで下さったと聞いております。
大学病院で腫瘍は一度では取りきれないと言われていた主人ですが、山田先生に手術をして頂いた結果、腫瘍は全部取れたとのお言葉を頂けました。主人の場合既に下垂体が機能していないので、腫瘍と共に下垂体も取ってしまえば手術はより簡単になるはずなのですが、山田先生は下垂体を温存して下さいました。
山田先生のお人柄が現れていると感じました。名医と言われている山田先生へメールでご連絡するのには最初とても勇気が必要でしたが、あの時勇気を出して山田先生にメールを送り、主人をはじめ家族も助けて頂き本当に感謝しております。
術後、予期せぬ事態になりましたが、幸い後遺症もなく現在過ごしております。山田先生に出会えていなければ主人がどうなっていたかと思うととても恐ろしいです。主人と同じような下垂体疾患で悩んでる方が一人でも多く山田先生に出会え、救われる事を心より望んでおります。(2018 9月 ご報告)
山田正三:確かに頭蓋咽頭腫の治療、治療方針は今でも議論のあるところです。多くの症例で開頭術ではなく、経鼻手術で治療が行えます。それぞれ一長一短がありますが、基本的には根治性が高く、合併症の少ない経鼻手術でほとんどの頭蓋咽頭腫の外科的切除が可能です(私の自験例では頭蓋咽頭腫の93%の方が、経鼻手術が施行されています)。従って受け持ちの先生から開頭術で治療しましょうと言われたらセカンドオピニオンを求めることが重要です。ただし、この患者さんでは開頭術では起こらない、髄液漏を術後に合併してしまいました。これが唯一の経鼻手術を選択した場合の欠点です(頻度は1〜3%)。幸い、保存的治療で治癒に至りましたが、髄液漏に伴い、髄膜炎を合併してしまいました。 合併症の一つとはいえ、ご本人、ご家族に多大なご心配とご負担をお掛けする結果になり、この場をお借りし、心よりお詫び申し上げます。
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